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    なんで計算なんか、せなあかんの!?

    数日前のこと。
    小学生たち、たっぷりと計算練習。


    時間が積み重なったところで、突然、一人の子が頭に手をやって、大声をあげる。


    ああーーー!なんで計算なんか、せなあかんの!?計算機使ったらエエことやん!!


    みな、一瞬、静まって、それから苦笑。


    いつものおちゃらけで、煮詰まった場をほぐしてくれる貴重な存在。


    (その文脈がわかっているので、)私は、一瞬、迷ったけれど、


    まさに!


    そこはとても大事だと思う。


    と、正面から受けた。



    この先、彼らが、社会に出た時に、たとえ理系の現場だとしても、このような「計算」(およびそれに類したこと)は機械の役目になるだろう(あるいはすでになっている)こと。

    したがって計算スキルを鍛えるということが単独で、どれほどの意味をもつのかは、十分に考えなくてはならないこと。


    とはいえ、社会に出るまでに、通過する、(数年後の)受験においては、このスキルをもたないとやはり不利になるだろうこと。


    その意味では、教育が社会の進展に対応するのは、いつも遅くなること。


    現状はそのようになっていないという「リスク」を考慮して、いまは従っておくという選択と、教育の対応なんか待たずに自分は先に進むという選択と、二つが考えられる。


    後者の選択をするとして、それはそれで、つきあうよ。


    彼は目を丸くして、照れ笑いを浮かべ、ふたたび計算練習を始めた。



    まあ、また少し自分なりに、考えたり、感じたりしてみるといいよ。


    **************************************************************************

    実は、ちょっとくいさがってきたなら、その次の話もしようかと思っていた。


    上記の場面において、選択肢は事実上2つではない。


    彼がすみやかに計算練習に戻ったように、実際に選べるのは、ひとつになってしまう。

    もう一方を選ぶと言うことは、レールを大きく外れることを意味するように見えるし、その方向で進む(もしくは進むことそのものをやめる)のは相応の覚悟や、パワーが必要になる。


    となると、後者を選ぶほどの「度胸」がなければ、おとなしく前者のレールで。という結論になってしまうのも無理はない。


    しかし、これは、教師たち(あるいは、大人たち)の巧妙な理屈や誘導だと私は思っている。(しかも教師本人たちも大半はそのことを意識していない。)

    ならば、誰もがそんなものに付き合う必要はないはず。



    でもじゃあどうするか。


    こういう時は、この種の2択の平面そのものから抜け出すのが重要。


    たとえば、「計算」ということでいうなら、忠実に「計算」練習をするか、放棄するかではなく、「計算」そのものを徹底すること、あるいは没入することを通じて、本質的な能力や認知の仕方のようなものまで高めるという方向があるはず。

    (おまけにその状態になると、そのこと自体が楽しくて仕方がなくなったり、そこから大きな充実感を得たりすることもできる。)

    それは何とか式計算ドリルで要領をひたすら習得して、といった、取り組み方では得られない種類のもの。


    私自身は、このあたりを抽象的に想像しているのではなく、常に具体的な姿を思い浮かべている。


    これだけの数の青年たちを教えてくると、ある種の「覚醒」をする現場にこれまで数多く立ち会うことができた。


    受験時期を迎え、「無為」にも思える受験勉強をしていく中でも、ある仕上がりをしてくる少数の青年たちがいた。


    彼らは、たかが入試問題にも関わらず、たとえば、それが計算問題であったとしても、その取り組み方、向き合い方を含めて、そこに没入することで、何か認知能力というか、総合力というようなものが異様に高まってくる瞬間があったりする。

    その結果、普通では思いつかないような着想を易々と得たり、長大な計算を最後まで見事にやりきったり、思考スピードがタタッタンッという感じでもはやこちらが追いつけないほど俊敏になることも珍しくなかった。


    面白かったのは、この状態になった彼らは、単純に受験内容だけではなく、その他のことまで考えたり感じたりできるようになっていくことだった。

    たとえば、突然、受験直前に受験とはまったく無関係なあらゆるジャンルの書物を読みあさり始めたり、大学テキストを手に入れてきて先取りの独学をし出すということもあった。そういえば、僕は相対論を超える理論を見つけました、といって論文を突然、書いてきた青年もいたなあ。


    見ていると、彼らは頭の中でいろいろ「スパーク」が始まっている、という感じだった。その快感を知ったというか。認知のあふれ出しや急速な広がりがうれしくて仕方ないというか。


    この状態になると質問の鋭さも、水準が変わってくる。


    この段階に至ったものだけができるという種類の質問があって、その種の問いかけをするようになってくると、私としては、あとはどうなろうと、受験の結果は勝手についてくるな、と判断していたし、正直言えば、こうなると受かろうが受かるまいがどっちだっていいとも思っていた。

    この水準になれば、彼の能力を発揮できる場はたくさんあるだろうから。(とはいえ、たいていみんな受かってしまうが。)



    ここで元の少年の問いに戻る。



     おそらく「計算」ということ以外でも、このような地点に至ることは可能。私が「計算」や「受験」を通しての例を多く知っているのは、たまたまそういう関係の職業であるからにすぎないだろう。

     となると、もしも目指すのがここならば、やはり、「計算」練習でなくともいいのだと思う。逆に言えば、「計算」を通してであってもここへ至ることは可能だともいえる。

    そして、その文脈のもとでなら、仮に計算機に代用できることであっても、あらためて「計算」(に象徴される取り組み)に向かうというのも無価値とは限らないのではないか。


     あそこを意識しながらの積み重ねであれば、いまここでそれに向かう価値も十分にあるというもの。


     そういう観点から考えると、文脈を設定する者(指導者や親)には、このあたりを意識する視点はきわめて重要なのではないか。

     と、神妙に計算練習を始めた少年をながめながら、あらためて考える夕刻だった。



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    虹の記憶

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    ダンッ!!バタン!

    駆け込んでくる小学生。

    「先生、きてきてきてきて!はやくはやく!」

    すわ、事故か怪我か。あわてて飛び出すと、

    「あれ!」

    まっすぐ指さす先には、見事な虹が。しかも2重虹。

    主虹と副虹がくっきり。

    呼ばれた、他の子たちも、みんな次々に飛び出してくる。

    夏明けの夕刻の空。記憶に刻まれる、鮮やかな光景。

    どの子もみんな口があんぐりと開いていたなあ。

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    夏休み

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    うちの教室も少しだけ盆休み。

    いつもと違って、しんとした教室のポストに、エアメールが。いつも元気いっぱいの小学生から。
    いっしょうけんめいに現地の感想を書いてくれている。

    帰国後のみやげ話を楽しみにしてるよ!

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    世界旅行

    夏。青空。熱気。

    英語担当T先生は、旅行マニア。特に海外へは、この若さで、かなりあちこちと出かけています。

    たとえば、この教室への出講を依頼するために会ったのは、1月末でしたが、今年はあんまり旅行に行けてないんです、と軽やかに笑う彼女に、ここまで何回?と問うと、3回しか、という答えが返ってきたという強者。

    今回はちょっと優雅なロンドン、アムステルダム放浪だったようです。
    帰国後、早速中学生たちに報告をしてもらいました。

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    ロンドンやアムステルダムの位置。あえてアムステルダムを経由する、ストップオーバーという方法。海外へ出かけるいろんな方法。旅行はもちろん、たとえば、留学、ホームステイ、ワーキングホリデーなどの紹介。ビザという制度の説明。

    海外未経験の子たちもまだまだ多いので、みな、興味津々です。

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    ロンドン。
    大英博物館の数々の展示物、ウィリアム王子とキャサリン妃の婚礼儀式が行われたウエストミンスター寺院。シャーロックホームズの館、定番の2階建てバスからの眺め、バッキンガム宮殿の衛兵交代の場面。エジプトマニアで歴史オタクでもある彼女からは、ヒエログリフやロゼッタストーンなどの挿話の数々が披露されます。本格カフェでちょっと優雅に、アフタヌーンティ。しかしポンドの高騰で、1万円超えになって、驚いた話も。

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    アムステルダム。
    古きものと近代的なものの融合の光景の紹介。レンブラント、フェルメールの絵画の解説から、あちこちでとりあえず傾いている建物の理由。ホビット村のモデル。帰国便に間に合うかどうかぎりぎりの攻防となった、アンネフランクの館。収容所、ナチス、密告により、ついに連行をされていくアンネたちの実話。

    現地に住む友人の家を泊まり歩きながら、時には友人と、時にはひとりでの街巡り。

     話はそこで止まらず、これまでに訪問した、各国の話、エアーズロックの頂上制覇、イエローナイフのオーロラ、アジア各国の食事・・・

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    特に女の子たちには、自立した女性の動きというものがどういうものか、記憶に残ったことでしょう。いかにも楽しげな、様子とともに。

    たとえば3年間の部活を終えたちょうどその日という子もいました。いろいろな思いを抱きながら、必ずしも「勉強」という気分でもなかったタイミングで、こういう刺激を受け、ずいぶんと解放を感じたようです。

    実はこのT先生。私の昔の教え子でもあり、ちょうどこの子たちと同学年だった時から知っています。必ずしも器用ではありませんでしたが、誤魔化しをしない、まっすぐな努力の生徒でした。講義後には毎回毎回、たくさんの付箋を張ったテキストと学習ノートを持って来ては、すべての箇所で納得するまで決して質問を切り上げない、しかもそれを長い年月最後まで完璧に継続しきって大学に見事上位合格をしたその姿は強烈な印象を私に残しました。

    そういう努力に裏打ちされて、いまの職務や、数々の資格や、世界各地で活躍する友人たちや、何より軽やかな明るさとそして自信があるわけです。

    特に中学生たちには、こういう人物に接しておくのは、たいへん貴重だと思うので、無理を言ってこの教室に来てもらっています。(本人が読むと気恥ずかしいかな。しかしここを読んでないと思うので、まあいいでしょう。)

    さて、夏休み始まりの1週間で、中学生たちは、チェコに行き、ロンドンに行き、オランダ、はてはカナダ、オーストラリア、タイ、ベトナム・・・と巡りました。

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    この子たちにも、いつの日か同様に、後輩たちに刺激を与えてもらいましょう。

    そのためにも、次回からは、気分一新。本格的な学習作業に地道に着実に取り組んでいこう。

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    プラハの太陽


    輝かしき夏休み。
    たっぷり楽しもうと考えている子どもたち。

    しかしその前に、うちの教室の若くて優秀な二人の先生は海外へ行ってすでに楽しんできた様子。
    一人はプラハ、一人はロンドン。天文学会参加とぶらり一人旅。

    貴重な経験。もちろん子どもたちに報告をしてもらいます。

    まず本日は、プラハについて。そして太陽と、さらに超強磁場天体について。

    現在、報告中。


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    ipodと折り紙

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    もうすぐ期末試験。思うように机の前に座り続けられず、何度もしくじってきた中学生。

    決意して、持ってきたipod。
    「試験が終わるまで、預かってください。」

    結果がどうなるにせよ、自分で下したこの決断だけでも今回は十分に価値があると思うよ。

    ipodの上で休んでいるのは、小学生の男の子が折って届けてくれた亀。ありがとう。

    ふたつの届け物。




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    新年

     新年あけましておめでとうございます。

     過去、この時期に書いたものを読み返すのですが、新年を迎えるにあたって、感じることは同様です。
     祝新年


      内容に関しては、年々修正をしながら、改良を重ねているつもりです。今年もさらにそうしてより良いものに仕上げていこうと考えています。

     
     子どもを育てている方は、皆、同じように感じると思いますが、それにしても、子どもたちの成長は早い!この子たちの、この前身の力をおすそ分けしてもらいながら、この一年も元気にやっていきます。
     本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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    大阪日日新聞コラム「澪標」掲載

    上記新聞に、私のコラムが掲載されました。「澪標」というシリーズです。

     大阪日日新聞
     http://www.nnn.co.jp/dainichi/

     3月より開始で、本日で4回目でした。

     サイトにも載っているようですので、リンクを貼っておきます。

     第1回目「大切なこと」

    大切なこと

     第2回目「金星人の手遊び」

    金星人の手遊び


     第3回目「自転車を支える手、すがる手」

    自転車を支える手、すがる手



     第4回目「傾げられる首」

    傾げられる首


     掲載予定はあと、1回あります。またご報告させていただきます。




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    桜咲き梅枝を描き桃笑う

     梅



     受験「戦争」を終えた戦士の凱旋報告。お土産と土産話で、深夜となる。この教室からの旅立ちでもある。われわれにとっては、うれしいと同時に、ほっとする瞬間でもある。常に常にこもっていた自習室から、あの背中がなくなるというさみしさもある。


     一方で、これからこの教室に長く通うことになるだろう小学生たち。今日のお題はサクラサクの桜ではなく、「梅」
    まずはスケッチ。


     今日の小2授業報告から抜粋。

    **********************

    一.「啓蟄 桃始めて笑う」

     黒板に字を書いているときに、「笑うって~もしかして桃の花が開くってこと?」とKくん、HOちゃん、HIちゃんが一斉に。

     桃の花を見つけたらつぼみが出てきているから、見てごらんと言うと「ふんふん」とみんな。
     桃の花、近所にあるかなあ?

     我が家では白梅は満開で、そろそろ咲き始めた紅梅がきれいだったので持ってきました。

     2月頃から白梅が咲いて、紅梅、桃、そして桜とだんだん花開くね、と話すと「チューリップはその後?」と。

     3人に一枝ずつ渡し、全部でなくていいからよく見て描くこと、とだけ。私も一緒に描くのですが、なかなか時間が足りない。彼らは早い早い。
    そんな中も、Hちゃんは最後までじっくり描いて提出。

     今年は女子が多いし、大体みんな同じくらいの時間でそれぞれの見方で観察して描いてくれるので、こちらとしては去年より楽でした。
    うまい下手を気にして「私下手やし~」「ううん、私も下手やし~」といったお決まりの女子同士の会話があちこちで繰り広げられていました。

    「花びら5枚なんだね」「先生、つぶすといい匂いやで!」「触っただけでぽろぽろつぼみが落ちる」「つぼみ赤い」「下のとこ、5つとがっていて、星みたい」と
     それぞれに見たこと感じたことを言いながらにぎやかにかいていました。

     丸一年カレンダーで確認していると「満月まであと4日、待ち遠しいね」と誰か。「一年に何回満月あるかな?」「えー12回しかないの?」「おれの誕生日満月や」とうれしそうな声も。

    二.朗読『ねしょんべんものがたり』から一つ。
     
     私の本バックの中から「読んで」とRちゃんが持ってきたのですが、途中、話が暗くなると(戦争の話になると思った?)「やめて、これにして」と別の本を出してきました(でもその後も読み続けました)。寝そべったり膝を抱えて座ったりいろいろでしたが、男子も女子も静かに聞いていました。

    著者が2年生の時の話。

    全員おねしょを経験しているので、著者が実際におねしょをしたシーンでは笑いも起きていました。起きて腰の周りが生温かくぐっしょりした感覚を思いだしてあれこれ言っていました。
    「もう一枚は誰のおねしょ?」と友達にきかれ、お母さんが答えようとするシーンでは、みんな息をのんでつづきを待っていました。
    (本では、お母さんが自分がしたと言って、主人公も、聞いているみんなもほっとしていました。)

    みんな、今はおねしょをしないそうです。口々にいっていました。
    Aちゃんだけそっと「トイレにいかんと寝たらしちゃうかも」と耳打ちしに来ました。
    Rくんは「弟はする~!」と。

    三.百人一首
    1、個人戦 2、男女対抗 3、絵を描いたときの3人でチームを組む のどれがいいか多数決で選び、3に。
    (自信のある2名は個人戦にひかれていました。逆に男子は、3を強く希望)
    シールあり、おてつき関係なし戦。

    チーム梅(Mちゃん命名): 32枚
     HIちゃん、活躍していました。Hちゃんも何首か覚えています。Mちゃんも、前回は2枚だけだったのが増えていました。

    チーム禿(梅の枝をしごいてつぼみをすべて落とし、「ハゲてもうた」と言っていたので):22枚
     自分の近くの札を手で囲って女子が取れなくするのをちょいちょいやっていました。女子が圧倒的に強いのでその対抗策で。
    右近!と私がいうと、Kくんが「ウコンのち・か・ら!」と歌って爆笑。
     今日も始まる前にスクラムを組んでいました。

    チーム桜:  46枚
     この3人が組んだら勝つのは当然か。HOちゃん、Rちゃんは毎週少しずつ覚えてきているし、Mちゃんは探すのが上手いし。
    自分の札は誰にも取られないように耳をすませて確実にとっていました。

     今日は100人すべての歌をよめてよかったです。最後はチームごとに教室の隅にかたまって、元気に取り札を数えていました。

    ・・・・・・・・
    ***************************

     こういう光景が同日同時に重なるのが、この教室の日常。


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    宇宙にひろがる人類文明の未来

    京都大時計台講演会

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     京都大学で行われるシンポジウム。そこで、受講者ではなく、講演者として、ひとり選ばれた高校生。うちの教室の2年生です。
     昨年からいろいろ資料を見せてくれていましたが、ついに来週です。

     彼は最初の教室での面談の時、中3生でしたが、「勉強は自分でやっていくものだと思うので、高校に入ったらできるだけ自分で学習していきたい。そんな感じでもいいですか」という要望でした。
     最初から最後まですべてサポートしてほしいという切望が(親も含めて)大半のこの時代に、珍しい入会の仕方でした。

     いいどころか、本来そうあるべきだし、そうなるようにうちの教室の小学生たちは育てていこうとしているのだという答えをしたのが、2年弱前。

     毎週の小テストなどにふりまわされずに、まだまだ好きなことをやるべきだという会話など交わしながら2年間。彼はほんとうに好きな方向に突き進んでいき、ついにはこんなことに。

     がんばれ、功一朗。というか、いつものキミの調子で。



     「活動銀河核(ブラックホール)の観測と、それを通して見つめた未来」井上功一朗
           (京都市立堀川高等学校)[講演時間25分]



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    水菜おいしいー

     本日のS先生、授業テーマは「水菜」自家畑からひいてきた水菜をどっさり抱えてもってきてくれました。

     まずは季節の話、そしてスケッチ。

     
    水菜

     この一年、続けてきたためか、スケッチの腕もそれぞれに上がっていますね。


     それから、何と試食。低学年生。この種の野菜が嫌いな子も多いはず。案の定、最初は大半が「キラーいい」とか「ウエ―」だったらしいですが、美味しそうに食べている子をみて、ひとりずつおそるおそる。

     最後まで絶対いやと拒否していた子も、最後のひとつやけどどうする?と、問われ、食べてみる、と口にしたそうです。

     で、感想が、この写真。

    水菜おいしい



     こんなことをきっかけに、水菜を食べるようになったら、うれしい親御さんたちも多いだろうなと、ちょっと思ってしまいました。


     追記 その後、実際に、あれほど嫌がっていたのに食べるようになりました、という喜びの報告がありました。

     

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    センター試験数学

    センター試験二日目。

     最後の科目数学ⅡB真っ最中。最も崩れやすい科目。相当なスピードでこなしていかなくては、高得点は望めない。

     やり直してもやり直してもマーク欄がうまく埋まらず、刻々と時間は過ぎ、頭が真っ白になるという涙目の報告を何度受けたことか。

     経験者ならおわかりの通り、60分が「瞬時」に過ぎてしまう。

     私は特にこの科目を意識して、60分の時間感覚を教え込んでゆく。


     ストップウォッチを横に、10分ならこの程度。2分ならこれ。もう2分を重ねるとこの程度。2分刻みでその時間をどの問題にあてていくかを瞬間的に判断させるようなこともする。2分のセットでも30回しかない。
     途中で詰まった時の問題のとばし方、頭が真っ白になった時に、思い浮かべるべき顔、(クラスのお調子者がこれまで放ったもっともつまらない)ギャグまで、伝える。

     試験主催側もよく考えていて、この科目を最後にしている。頭がまっしろになった後、動揺したまま次を受けるのは、なかなか難しいからだろう。

     実はいま小学生段階でやらせている百ます。私の場合は将来のここをにらんでいる。
     たとえば100個の掛け算を高学年の速い子だと1分強。遅い子だとその倍。ペースはいろいろだが、その時の指の動き(自分が最大速度で急ぐ時の指の動き、持ち方、ペース、使っている頭の部分)を意識させる。同時に1分とか2分とかの時間の感覚も。

     もちろん、小学生段階で何を言われているかなんてわかるわけもないが、6年以上かけて、ここへの準備をさせているつもり。

     これだけ準備をしても、そもそもの能力や経験や勝負度胸で結果はさまざま。
     終わった後は、悪かったらもちろん、良くてもうろたえる。いままで言っていた志望校はもちろん、学部や文系理系まで変更する子も珍しくない。

     おまけにまだ勝負は半分しか済んでいないのに(2月25日が2次試験本番。)大半の子がゆるんでしまう。

     明日からはそのすべてへの対処が始まる。

     しかしいまはともかく最後まで無事にこなしてくれることを願うばかり。雪は大丈夫だったかな?

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    センター試験初日

     いよいよセンター試験。いつも狙ったように雪が降る。

     センター試験初日雪

      高3生たち、ここ数か月、よく頑張った。マイペースでそれぞれ個性的な学年。
     彼ら彼女たち。高校入試の時は最後まで、ついに「本気」になりきれなかった。

     次のチャンスは3年後。と、思っていた3年が経った。


      長くも短くもある、この3年。高校入学後は案の定、個性に応じてそれぞれ苦労していたし、親の心配も尽きなかった。


     しかし本番を前に、たとえば一人の子。自習室の入り口から声をかけても反応がない。見ると、あたまにタオルをぐるぐる巻きにしている。周囲によれば耳栓もしているとのこと。外界を遮断し、目の前の問題に全力で集中して、立ち向かっているらしい。必ず深夜最後まで残って自習室にこもっていくのもこの子。中3のころからは考えられない変わりぶり。私だってここまでになるとは予想できなかった。

    本人によると、親はまだ信じてないらしい。(自習室でくたくたになるまでやって家では寝るだけなので、親はこの姿を知らない。)


    今回の結果がどのようなものになるにせよ、今のこのような取り組み方をおぼえた(自分がそのような頑張り方、粘り方、向き合い方、ができると知った)経験は何より大きい。


      明日と明後日、雪空に負けず、力を出してきてほしい。

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    福笑いで大笑い

     新年、最初の授業。合間の時間は、福笑いで大笑い。

    福笑い


     今年もよろしくお願いいたします。

    正月







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    むかしMATTOの町があった

    むかしMATTOの町があった

     イタリアには精神科病院がない。

    精神科病院の廃絶を最初に唱えた精神科医フランコ・バザーリアの映画。

     これについての、講演会が本日、大阪で。

    『むかしMattoの町があった』自主上映会特別企画
    「鼎談 イタリア精神保健改革をもっと深く知りたい!」 大阪講演

    【出演者】
    前トリエステ精神保健局長  ペッペ・デッラックア
    180人のMattoの会代表  大熊一夫
    同 副代表  伊藤順一郎
    (通訳:松嶋健(京都大学人文科学研究所))

     ペッペさん。

     「監禁も拘束もなしで治療はできる」から始まって、日本での「常識」を次々に覆すような内容を淡々とやわらかい口調で話していく。
    イタリアでは精神科を廃止し、患者さんたちは、原則的に地域や精神保健センターのようなところで、24時間365日という形で対応をしているとのこと。

     当然ながら、ここに至るまでには各局面で様々な抵抗があり、それを描いたのがこの映画。


     会場はこういうテーマにしては、かなりの人数。しかも皆さん、真剣。おそらく切実な事情を持つ方も多いのだろう。

     ペッペさんの語る内容は、現象学や実存といったことにまでしばしば及び、後ろの席からは、さっぱりわからないといったひそひそ声もきこえる。MATTOの会のお二人が会場のそのような雰囲気を察知して、もう少し身近な内容にふろうとしても、またそういう話に戻ってしまう。


     しかし実際は単純なことを何度も反復していたと思う。精神の病の方たちも、当然ながら人であり、尊厳があり、人としての見合った対応をされるべきだと。この点が一切ぶれない。常に各段階での判断をそこに戻ってなすということが徹底している。
     哲学の相当な教養も背景にあるのだろう。


     このあたりの意図は今回、通訳をされていた、松嶋先生のおかげで、適確に伝わってきた。この方、すごい優秀。


     精神科病院廃絶というラディカルな運動なので、きっと現実のかなりきつい抵抗に対しても、ひるまず続けるには、このような原点の確認が常に必要だったのだろう。


     ただたしかに、このような話で、(休憩なしで!)150分は、なかなか辛いと感じる人も多かったかな。もっと身近で切実なことについて参考になることをききたかった人もいただろう。しかしそうそう予定調和ではいかないだろう。


     私程度の知識で是非の判断はできない。しかし重要で意義ある試みではあるとは思う。実はまだ映画は見てないので、どこかに遠征せねば。


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    theme : 生きる力の創造
    genre : 学校・教育

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    数理言語教室 ば

    Author:数理言語教室 ば
     「小学から高校までの12年教育」
    【小1から始めて、集中力、継続力、自発性ある子に】

    ****************

    ■子どもたちは樹の香りのする寺子屋風の教室で、無垢の木の机を囲み、床に座ってのびのびと学習します。

    ■大学受験予備校講師や中学受験指導経験豊富なプロ講師が難関大学突破水準を目指し、12年間をかけて、子ども自身に読ませ、書かせ、考えさせることを徹底するという本来そうあるべき方法で丁寧に指導し結果的に高水準の学力をつけていくことを目指します。

    ■「自分からなかなか始められず、始めても続かない」「親や教師が常に横についていないと、まともに前も向いていられない」といういまどきの手のかかる子ではなく、長期間をかけ、集中力、継続力をつけ、自発的に学習できる子に育てていきます。

    ■設置講座:新小1、2、5、6、中1、3高2。小6年英語。

    ■ベテランプロ講師による医学部東大京大など難関大学、超難関中学受験個人指導、少数限定募集。

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     高の原駅近くに寺子屋形式の教室を開きます。
     子どもたちが杉の床に座り無垢の一枚板に向かって,たのしみながら,のびのびと学ぶ教室です。

     大学,中学受験のベテランプロ講師が,進学中学高校によらず,東大京大国立医学部など難関大学を目標に,小学1年生から高校3年までの12年間を一貫指導します。

     小手先の受験テクニックの暗記ではなく,長期的視点で「読む」「書く」「聞く」「考える」の基本から丁寧に習得することで,余裕をもって受験も突破するという本来そうあるべき形で学習を進めていきます。

    ※詳しくはお問い合わせください。


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    南野和俊〔代表「言語」担当〕
    :専門 受験国語

    難関中学,高校受験対策指導のベテラン。

    小学生の国語力を戦略的に着実につけていく指導で人気を博する。これまで関西の有名難関中学に数多くの教え子たちがいます。
    一方で大学受験生の指導も長く,多い。

    東京の超難関有名中高校を卒業後,大学では法学を専攻し,有名銀行での社会人の経験もあります。

    カメラから鉄道まで博覧強記。洋酒をこよなく愛し,パイプのコレクターでもあり,アメリカやイタリアのパイプ作家たちとも親交があります。

    石橋英樹 〔「数理」担当〕
    :専門 受験数学,物理学

    大学時代から20年以上を京都で過ごしてきました。

    大学での専攻は天文学。
    科学全般,思想,文学,文化人類学,社会学、映画論など,多くの分野に関心があります。

    超難関大学受験指導経験が20年以上あり、特に京大や国公立私立医学部には多数の生徒を送り込んできました。

    大人数相手の講義から個別指導まで各形式での指導経験豊富。
    大学受験生はもちろん,大学生,社会人,外国人留学生まで様々な指導経験があります。

    京大トップの学生から,全くの0の学力の学生まで,あらゆるレベルの生徒への指導経験多数。

    妻およびまだ幼い娘、息子、そして猫と暮らしています。

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