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    あくたれラルフ

    あくたれラルフ


     この春から教室に入った一年生たち。ここまで、ひとつきちょっとです。

     まだまだ幼児の動きで、かわいらしい。


     前回の授業でも、入ってくるなり、マジックペンでうれしそうに手品を披露してくれる子。さっきまで、泣いててんと、涙目ながらもはやすっきり笑っている子。一人は途中から、ずっと動物になりきって、鼻をならし続けているが、何の動物かがわからないという子。一人はどこか遠くに遊びにいってしまい、お母さん探偵、必死の捜索で行方をつきとめて、ようやく送り届けてきたという子も。(彼は着くなり、お茶を大盛り2杯一気に飲みほしていました。)


     お互いやりとりをしながら、今はクラスをつくっていっている真っ最中です。場合によっては12年(!)をともに過ごす仲間になるのですから、とても大切なことです。


     (どんな場でもそうですが、クラスというのは、われわれ教え手だけではなく、彼ら自身でも作り上げていくものです。うちの教室の中でも、学年によって、ずいぶんクラスの雰囲気は違っています。)


     この一年生たち、たまたま男の子ばかりがそろった中で、最初はお互い様子見、なじんでくると活発に探り合い、力の測り合い、といった、どんな集団でも、おなじみの光景が見られていました。特に男の子同士は、そのやりとりが時に直接的で、荒っぽくみえてしまうこともあります。


     そういう時に、どのタイミングで大人が乗り出すかは、難しい判断です。一般的に、あまりにも早く、しかも必要以上であることが多いのが、学校を始めとする現代の子ども達の周辺環境でしょう。(それは、「クレーム」を意識せざるを得ない学校として、やむをえない面もありますが。)


     (私自身は、この判断において、「いじめ」といった粗雑な言葉でのくくりがポイントだと考えています。
     関係づくりに欠かせない「やりとり」や、関西でいえば「ぼけ、つっこみ」といった役割分担と、犯罪や、心理学対象になるような水準の動きをひっくるめて、同時に排除すること。
     その種の粗雑さが、まさにいじめに相当する動きをその場の関係者に(大人同士も含めて)もたらしているのだと思いますが、それはまた別の機会に。)

     

     以前の面談で印象に残った話があります。

     あるお母さん、でした。
     「うちの娘は、ここではすべてお任せします。たとえば、女の子同士、どんなにやりあってもらっても構いません。むしろどんどんやっておいてもらいたい。社会では、もっとたくさん厳しい場面もあるでしょうから。
     ここでなら、先生方も見ていてくれますし、学校のようにわけのわからない親もいないから、その意味では安心です。」


     私自身も学ばせてもらった、親としての構え方でした。

     たしかに、いつの日かこの子たちは、誰もかばう者たちがいない場で、他者といろいろなやりとりをする場面に臨まなければなりません。そこでは理不尽なことや、理性的とは言えない振る舞いにもしばしば出会いますし、それも含めて対処していかなくてはなりません。
     そういった予行演習を安心な場で、少しでも経験しておけるならそれにこしたことはないと、思えるのです。


     これに限らず、ここまで4年以上。親御さんたちのご理解と細かい数多くの援護があるのです。
     だからこそ、この教室では、「いじめ撲滅キャンペーン」のような種類の頓珍漢なしばりを子どもたち(と、先生方)にしなくても済んでいるのだと思います。



     そんなことも背景にありながら、W先生、O先生、新一年生たちを迎えて、のびのびとやってくれています。
     
    (ちなみに、私が彼女たちに一年生を依頼したとき、注文したのは、ひとつ。ともかく、急かないで、低学年では学習進度に追い立てられないでということでした。
     その意図の詳細は、また別の機会に譲りますが、ここまではゆったりスタートとなっているようです。)


     毎回の授業報告は実に楽しくて、かわいらしくて、全部紹介したいくらいです。ここでは、ほんの一部を。最新版です。
     

     

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    お疲れ様です。

    本日の小学1年生はひらがな練習帳と、ドリル4ページまで進みました。

     練習帳で1字ずつ書くときには問題ないのですが、単語以上になると字の間違いが多くなります。
    まだまだひらがなに時間がかかりそうです(ここは今までの子たちよりすこし時間が必要ですね。)。


     A君は、今日も丁寧にかけていました。問題の意味もわかります。一人で進めることができます。
     今日は、「かいけつゾロリ」シリーズの本を何冊ももってきてくれたので、授業のはじめは読書にしました。20分ほどD君以外全員静かに読んでいました。


     B君は、本が読みたくてさっと終わらせていました。
     集中してじーっと読んでいます。ことばの勉強も、みんなより遅く始めたのにはやく終わらせるほど、ことばの感覚を備えています。


     C君は今日も辞書片手にことば探しを楽しんでいました。
     字をとても丁寧にかくので花丸もたくさん。その分時間はかかりますが、今はまだ急かさず書くのを見守っています。友達の喧嘩がはじまると、「暴力反対!」「やめろよ!!」とただ一人、止めようとしていました。今日はこの後いとこのお姉ちゃんに会えるので、終わりの時間が近づくとそわそわしていました。

     D君は、E君に聞いてほしくてずっと独り言をいっていたのでほとんど進んでいません。やっつけでやった部分は○をつけずにとっています。

     E君は、「わからん」と言ったら助けてくれるだろうという顔で見てくるので、知らんぷりをしています。思い出すように促して放っておくといつの間にか仕上げていました。
     問題を読まずに解いたり、途中で自分の知っていることばが思いつくと問題の指示そっちのけで書きたいことを書いてしまうので、今はとても時間がかかっています。
    (でも、今日の単元はやり方を教えるとできていました!だから、このままもう少し様子をみていきます。)

    さて、今日は、F君とG君がついに取っ組み合いのけんかをしました。

    原因はお菓子の袋。
    F君がみんなにお菓子を持ってきてみんなに配ってくれたのですが、G君が受け取ったお菓子の袋には当たりのシールがついていました。
    F君は、「Fちゃんがもってきたんだから、(その袋が)ほしい!」といい、
    G君は「おうちで食べる」といって、二人とも一歩も下がらず、一度目は手も足もでる喧嘩。

     C君の「暴力反対!やめなよ」という言葉でG君は手を出すのをやめましたが、たまたまひっこめたときの腕がF君の耳にかすり・・・F君は泣いてしまいました。

     当然二人とも私の顔を見て訴えてきましたが、こども同士で解決してほしい、できるだろうと思ったのでそのまま様子をみていました。


     泣き続けるF君。二人ともちらちら私を見る・・・


     しばらくたった頃、G君がふいに「ごめん」とつぶやくが、F君の耳には入らず・・・

     またしばらく経って、G君は二度目の「ごめんね」をいってすぐにお菓子の袋をやぶって無言で食べ始めました。それをみて、F君も「いいよ」と返事。

     そして、お菓子の袋を差し出すG君に、F君もリュックの中からまた別のお菓子を取り出し、G君へ。


     仲直りできました。
     二人ともえらかったです。
     たくさんほめました。


     その後は、お迎え待ちの間二人で絵本「あくたれラルフ」を聞いて、ねこが悪さをするシーンでは「あいつ、わるいな!」「ほんま、わるいな!」
     ねこがやせほそって一人街をさまようシーンでは「かなしい!」
     ねこが足をねずみにかじられちゃうシーンでは「あーーーなんで~かわいそうだ」

     といろんな言葉を発しながら、真剣に見ていました。

    ラルフ


     F君とG君対決も、もう大丈夫だと思います。
     
     そもそも今日、G君は、授業前からF君に聞いてもらいたくて、一生懸命「魔法のペン」(本棚においている水色のペンです)の話をしていましたから。


     以上です。


     S.W.

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     この「たくさんほめました」の、くだり。実は、同時に、子どもたち、たくさん抱きしめてもらっているのです。


     私は、その場面を瞬間的に、たまたま目撃していました。さて何だったのだろうと思っていたら、こういうことだったとは。
     いやはや、なんと幸せそうな光景だったことか。

     石橋




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    数理言語教室 ば

    Author:数理言語教室 ば
     「小学から高校までの12年教育」
    【小1から始めて、集中力、継続力、自発性ある子に】

    ****************

    ■子どもたちは樹の香りのする寺子屋風の教室で、無垢の木の机を囲み、床に座ってのびのびと学習します。

    ■大学受験予備校講師や中学受験指導経験豊富なプロ講師が難関大学突破水準を目指し、12年間をかけて、子ども自身に読ませ、書かせ、考えさせることを徹底するという本来そうあるべき方法で丁寧に指導し結果的に高水準の学力をつけていくことを目指します。

    ■「自分からなかなか始められず、始めても続かない」「親や教師が常に横についていないと、まともに前も向いていられない」といういまどきの手のかかる子ではなく、長期間をかけ、集中力、継続力をつけ、自発的に学習できる子に育てていきます。

    ■設置講座:新小1、2、5、6、中1、3高2。小6年英語。

    ■ベテランプロ講師による医学部東大京大など難関大学、超難関中学受験個人指導、少数限定募集。

    ****************

     高の原駅近くに寺子屋形式の教室を開きます。
     子どもたちが杉の床に座り無垢の一枚板に向かって,たのしみながら,のびのびと学ぶ教室です。

     大学,中学受験のベテランプロ講師が,進学中学高校によらず,東大京大国立医学部など難関大学を目標に,小学1年生から高校3年までの12年間を一貫指導します。

     小手先の受験テクニックの暗記ではなく,長期的視点で「読む」「書く」「聞く」「考える」の基本から丁寧に習得することで,余裕をもって受験も突破するという本来そうあるべき形で学習を進めていきます。

    ※詳しくはお問い合わせください。


    ****************

    南野和俊〔代表「言語」担当〕
    :専門 受験国語

    難関中学,高校受験対策指導のベテラン。

    小学生の国語力を戦略的に着実につけていく指導で人気を博する。これまで関西の有名難関中学に数多くの教え子たちがいます。
    一方で大学受験生の指導も長く,多い。

    東京の超難関有名中高校を卒業後,大学では法学を専攻し,有名銀行での社会人の経験もあります。

    カメラから鉄道まで博覧強記。洋酒をこよなく愛し,パイプのコレクターでもあり,アメリカやイタリアのパイプ作家たちとも親交があります。

    石橋英樹 〔「数理」担当〕
    :専門 受験数学,物理学

    大学時代から20年以上を京都で過ごしてきました。

    大学での専攻は天文学。
    科学全般,思想,文学,文化人類学,社会学、映画論など,多くの分野に関心があります。

    超難関大学受験指導経験が20年以上あり、特に京大や国公立私立医学部には多数の生徒を送り込んできました。

    大人数相手の講義から個別指導まで各形式での指導経験豊富。
    大学受験生はもちろん,大学生,社会人,外国人留学生まで様々な指導経験があります。

    京大トップの学生から,全くの0の学力の学生まで,あらゆるレベルの生徒への指導経験多数。

    妻およびまだ幼い娘、息子、そして猫と暮らしています。

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