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    受験生

    年が明けて2週間後、1月14日、15日はセンター試験です。この直前期、高校3年生たち、いよいよ本気の目になってきました。

     自習室で机に向かっている時間も半端ではありません。しかもかなりのはりつめた空気です。この自習室の戸をあけて中をのぞくときには、私ですらやや緊張をします。


     不思議なもので、この目つきになってくると、基本的な能力値のようなものが高まり、成績もおのずと上昇してきます。
     われわれの仕事というか役目というのは、畢竟、この目つきを会得させることではないかと思います。

     
     その人がそれに本気で取り組んでいるか、なかば逃げ腰であるかは、周囲の者にはすぐにわかります。本人はばれないように装っているつもりでも、それでごまかしようのない何かが発散するのでしょうか。
     

     この時期にこの目つきで取り組み始めると、うちの子をどうにか机に向かうよう言い聞かせてほしいという依頼がずっと続いていた(しかし私はその種の依頼をそのまま高校生に取り次ぐことは基本的にしませんが。)ような親御さんからも、この子なりに一生懸命に取り組んでいるという満足げな(見守りの視線の)​感想が届くようになってきます。

     
     良質な親御さんであればあるほど、結局こういう真摯に取り組むひたむきなわが子の姿を見たいのだというのは、これまでの経験から私は知っています。
     しかも実は、本人自身もそれは同じなのだと思います。


     自分がやるべきときには、やれる人間なんだという体験を持っているかどうかは、かなり大きい。自己肯定の基盤にもなるでしょう。

     その意味でのこの高校3年生最終時期。親の手助けが、いよいよ無理になる、この大学受験という勝負は、それを得る貴重なチャンスでもあります。




     しかしそこに至るまでの「現実」は、そう簡単なものでもありません。

     この彼らだって、高校1年から2年にかけての勉強量は、まった​く不十分なものでした。

     高校1年から同じ調子で課題をこなしていければ、それは‘ラク​’に決まっていますが、そういかないのが、大半の人間というものだと思います。


     もちろん本人たちにも、わかっていないわけではありません。好きで​毎日だらけてとろけてしまうわけでもない。


     やりたいんだけれども、どうしてもテレビや携帯やPCに流され​てしまう。やるべきことがあるのに、たとえばゲームに長時間を使​ってしまう。そしてその後の、あのなんともいえない苦い感情。




     もはや、親もたとえば漫画を読みふけりゲームを散々してきている世代のはずなの​で、このあたりを知っていることは間違いないはずです。
     単純にゲーム​の快楽におぼれてさぼりたいのではなく、やろうと思っても身体が​いうことをきかないという感覚。携帯にしても、漫画にしてもその​他にしても然り。その種の記憶はほとんどの人にあることでしょう。



     私はこれを「下半身と上半身のせめぎあい」、と呼んでいますが、​これはこれできわめて重要だと考えています。


     この「調整」法や「制​御」法の会得こそ、こういう時期に優先的になされるべきもので​はないかとすら思います。




     このあたりのしんどさ、どうしようのなさは、大半の親たちだって経験してきたはずなのに、しかし昔のことすぎると忘れてしまう(もしくは忘れたい)ものなのでしょうか。


     はたして過去に戻って、そんな高校生だった自分を誰かが激しく叱り飛ばしてくれたら、自分はやったでしょうか?それが親であれば?

     実際に叱られた人も多いでしょうが、それは大半は逆効果ではなかったか?



     しかしわかっちゃいるけど、目の前であまりにとろけられると叱り飛ばしたくもなるだろうな、とは思います。




     一方で私たちは、その彼らも今のような勝負時期にはこういう目つきになることをこれまでの経験からたくさん知っているからこそ、一年前や二年前は(親の小言を私たちの胸におさめたままで)見守ることができたのだろうと思います。


     その上で、親やわれわれにしかられることなく、自ら長時間真剣に机に向かう姿をいつの間にか実現すること。



     この教室での目標のひとつです。われわれにとって、それは抽象的なものではありません。一貫して具体的なこの姿、目の前のこの高3生たちのような目つきを思い浮かべているわけです。


     お預かりしている小学生たちも、将来、高3のこの時期にこの姿になることを目指して、今日も長時間を集中してもらいます。

     

     さて、センター試験まで、あと残り3週間。
     この青年たち、何とかこの試練を乗り越えてほしい。




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    theme : 大学入試 センター試験
    genre : 学校・教育

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    Author:数理言語教室 ば
     「小学から高校までの12年教育」
    【小1から始めて、集中力、継続力、自発性ある子に】

    ****************

    ■子どもたちは樹の香りのする寺子屋風の教室で、無垢の木の机を囲み、床に座ってのびのびと学習します。

    ■大学受験予備校講師や中学受験指導経験豊富なプロ講師が難関大学突破水準を目指し、12年間をかけて、子ども自身に読ませ、書かせ、考えさせることを徹底するという本来そうあるべき方法で丁寧に指導し結果的に高水準の学力をつけていくことを目指します。

    ■「自分からなかなか始められず、始めても続かない」「親や教師が常に横についていないと、まともに前も向いていられない」といういまどきの手のかかる子ではなく、長期間をかけ、集中力、継続力をつけ、自発的に学習できる子に育てていきます。

    ■設置講座:新小1、2、5、6、中1、3高2。小6年英語。

    ■ベテランプロ講師による医学部東大京大など難関大学、超難関中学受験個人指導、少数限定募集。

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     高の原駅近くに寺子屋形式の教室を開きます。
     子どもたちが杉の床に座り無垢の一枚板に向かって,たのしみながら,のびのびと学ぶ教室です。

     大学,中学受験のベテランプロ講師が,進学中学高校によらず,東大京大国立医学部など難関大学を目標に,小学1年生から高校3年までの12年間を一貫指導します。

     小手先の受験テクニックの暗記ではなく,長期的視点で「読む」「書く」「聞く」「考える」の基本から丁寧に習得することで,余裕をもって受験も突破するという本来そうあるべき形で学習を進めていきます。

    ※詳しくはお問い合わせください。


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    石橋英樹 〔「数理」担当〕
    :専門 受験数学,物理学

    大学時代から20年以上を京都で過ごしてきました。

    大学での専攻は天文学。
    科学全般,思想,文学,文化人類学,社会学、映画論など,多くの分野に関心があります。

    超難関大学受験指導経験が20年以上あり、特に京大や国公立私立医学部には多数の生徒を送り込んできました。

    大人数相手の講義から個別指導まで各形式での指導経験豊富。
    大学受験生はもちろん,大学生,社会人,外国人留学生まで様々な指導経験があります。

    京大トップの学生から,全くの0の学力の学生まで,あらゆるレベルの生徒への指導経験多数。

    妻および小学制の娘、息子と暮らしています。

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