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    成績上昇

     昨日に続いて本日、2日目実施中。


     高3生たちはよく勉強しています。それに伴い、急激に力も伸びてきています。

     ひとりは朝からうれしそうに、英語がついに9割に達したと報告してくれました。彼は、最初のマーク模試では、200点満点中25点くらいだったのにです。

     25点といえば、間違おうと意識してマークしてもなかなか取ることができない点数。(ちょっとできる中学生なら100点くらい取ってしまう。)その彼が模試とはいえ、トップクラスの点数である180点まで伸びるというのは、そうなかなかあることではないので、さすがに驚きました。




     よく誤解されることですが、勉強時間と成績上昇は比例をしません。

     年末に受験生でも触れましたが、私の経験からいえるのは、伸びる前に、目つきが変わる。受講態度や、取り組む姿勢が変わる。いわば密度が上昇するわけです。


     こういう目つきを獲得した後やや遅れて、その密度水準である程度の期間、取り組むことができた上で、力は急上昇していきます。
     しかもその上昇ペースは、いわば指数関数的な急カーブです。

     

     このような順序やペースで力がついていくことをあまり意識してない教え手や教育現場も実際に多数あります。なおかつ、そういう場ではやっぱりその種の伸びをする生徒がほとんど出てきません。


     やみくもに長時間の授業や補習を組んでも、受け入れる目つきのない子たちは、その時間をただ「流す」ことをおぼえるだけで、ほとんどの内容は抜けていってしまう。

     昨今の学校では長時間補習が流行ですが、そのような指摘のあたる例はあまりにも多く思い当たることでしょう。
     



     指数関数的な急上昇は特にトップクラスの層にはよく見られます。東大や、京大、医学部の受験生がその状態になると、ほんとうにみるみる力が上がっていきます。
     私はそういう事例を具体的にたくさん見ていますので、どういう状態かの判断がつくようになってきました。


     いくつかの指標があるのですが、一番わかりやすいのは質問が変わることです。質問の水準が、内容をわかっていて十分に考えなくては出てこないものとなったとき、私としては手ごたえが出てきます。



     私は新しいクラスで受験生たちを教え始める時に、そのクラスの水準をはかるために、わざとしかけを用意することがあります。講義中に、意識的に論理をとばして説明をするわけです。
     きちんと考えると、そこの説明がとんでいるので、理解がしにくくなり、疑問がわくようにしておくのです。



     きちんと講義をきき、考えるような集団の場合は、その場や終了後に必ず誰かが質問をしにきます。しかし偏差値が高いとみなされているような連中の場合でも、その種の質問をまったくしてこないこともあるのです。


     本質的な力、その後の伸び具合なども、そういう部分から予想がつきますので、それに合わせて講義内容や水準を組み替えます。



     その種の本質的な力がついてない集団の場合に、やみくもに厳しくして長時間やらせるのではなく、まずはその姿勢では変化は訪れないのだというところから始めるべきだと考えています。


     猛勉強と進学実績で有名なある進学校の集団をある場所で教えはじめたとき、最初の授業の後で寄ってきた学生は、まさにその種の進学校特有の雰囲気や発想をもつ青年でした。


     医学部狙ってるんですけど、先生、なんか必殺テクニックみたいのないっすかね、と斜めに構えて、指でも鳴らしかねない態度です。


     こういう誘いにとても喜んで、あれこれあれこれ自慢半分で伝授を始めるような教え手も世の中にはいますが、私はその種の人たちが(同僚としても)どうも昔から苦手で、私自身はその種の要望に応じないことにしています。


     キミがそういう質問をしなくなったら、そういうテクニックもいくらでも教える、と私はこたえました。今どきの子ですから、こういう返答をされるとひどく傷ついて、二度と近づいてこなくなったりするのですが、彼はそれからも毎回顔を出し、その中でいろいろなことを私なりに伝えました。



     先ほども書いたように、たとえば、授業内容についての質問はその子の力を実に正確に反映します。中には質問すること自体が目的になっているような学生もいます。そういうことで、勉強をしっかりしている自分の姿に自己満足をしているようなタイプです。


     われわれは、寄生タイプや渡り鳥タイプと呼んでいますが、その種のタイプの学生は最終的にやはり伸びません。というよりも、むしろ皆が本気になったときについていけずに、一気にはなされてしまうことが多い。


     春になると一年間、真剣になることから逃れ続けるために、自己満足をさせてくれる甘えさせてくれる教え手を探して取りつくが、もちろんやがて現実に否応なしに向き合わされるという顛末になることがしばしばです。そしてしくじれば次の学校で、また違う取りつき相手を探すということになります。



     その種の生徒がしてくる典型的な質問は、計算ミスの指摘です。3+5=9になってましたが、8の間違いじゃないでしょうか、と同程度のもので、もちろん基本的にはこちらのミスですし、指摘に感謝すべきなのでしょうし、実際に感謝もします。
     しかし質問者の意図がそうではない場合には、私はその質問のつまらなさを伝えることにしています。


     この種のミスの場合、別に何を意識するでもなく黙って消して、書き直しておけばいいのであって、ほんとうにできる子たちは気にもとめません。もちろん、確かめになんか来ないわけです。
     そういうものだということを、はっきりと伝えるのです。

     本来ですと、そういうことは文化として、学校で学ばなくてならないことのはずです。その種のつまらない質問をすれば冷笑されるのが、進学校(の学生水準と教え手の水準)というものでしょう。


     しかし、いまやその種の文化伝承が存在しない急造の進学校も確実にあるのです。そういう場合は意識的に教えることも時には必要です。


     そういうやりとりを彼やその周囲の彼らとかわしながら、一年間を過ごしました。一切笑みもこぼさなかった一人は、最後に合格したときは破顔するようにもなっていました。


     最初に質問してきた彼もいまや無事に医学部に通っています。O君、元気にしてるか?


     こんな時期になると、これまでのいろいろな学生たちの様子が思い出されます。 それぞれに頑張っていた姿が。



     目の前のこの高3生たち。正月からだけど、頑張ろう。あと少しだ。






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    Author:数理言語教室 ば
     「小学から高校までの12年教育」
    【小1から始めて、集中力、継続力、自発性ある子に】

    ****************

    ■子どもたちは樹の香りのする寺子屋風の教室で、無垢の木の机を囲み、床に座ってのびのびと学習します。

    ■大学受験予備校講師や中学受験指導経験豊富なプロ講師が難関大学突破水準を目指し、12年間をかけて、子ども自身に読ませ、書かせ、考えさせることを徹底するという本来そうあるべき方法で丁寧に指導し結果的に高水準の学力をつけていくことを目指します。

    ■「自分からなかなか始められず、始めても続かない」「親や教師が常に横についていないと、まともに前も向いていられない」といういまどきの手のかかる子ではなく、長期間をかけ、集中力、継続力をつけ、自発的に学習できる子に育てていきます。

    ■設置講座:新小1、2、5、6、中1、3高2。小6年英語。

    ■ベテランプロ講師による医学部東大京大など難関大学、超難関中学受験個人指導、少数限定募集。

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     高の原駅近くに寺子屋形式の教室を開きます。
     子どもたちが杉の床に座り無垢の一枚板に向かって,たのしみながら,のびのびと学ぶ教室です。

     大学,中学受験のベテランプロ講師が,進学中学高校によらず,東大京大国立医学部など難関大学を目標に,小学1年生から高校3年までの12年間を一貫指導します。

     小手先の受験テクニックの暗記ではなく,長期的視点で「読む」「書く」「聞く」「考える」の基本から丁寧に習得することで,余裕をもって受験も突破するという本来そうあるべき形で学習を進めていきます。

    ※詳しくはお問い合わせください。


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    石橋英樹 〔「数理」担当〕
    :専門 受験数学,物理学

    大学時代から20年以上を京都で過ごしてきました。

    大学での専攻は天文学。
    科学全般,思想,文学,文化人類学,社会学、映画論など,多くの分野に関心があります。

    超難関大学受験指導経験が20年以上あり、特に京大や国公立私立医学部には多数の生徒を送り込んできました。

    大人数相手の講義から個別指導まで各形式での指導経験豊富。
    大学受験生はもちろん,大学生,社会人,外国人留学生まで様々な指導経験があります。

    京大トップの学生から,全くの0の学力の学生まで,あらゆるレベルの生徒への指導経験多数。

    妻および小学制の娘、息子と暮らしています。

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