3年目のバレンタインデー
今年もAKICAKESのアキ先生にお願いして、特製チョコをつくっていただきました。
早速、昨日から子どもたちには配り始めました。きらびやかな、たくさんの種類の箱から自分の好きなのを選ぶ姿は横からみていてもわくわくが、伝わってきました。

うちに持って帰っても、ここで食べてもいいよ、と言うと、皆口々に、ここで食べる!いま食べる!
お母さんに見せて一緒に、という声はありませんでした(笑)。皆、健全に育っています。
あ、うめえ!とか、もう一個ほしい!とか、叫びながら、瞬く間に食べてしまいます。写真を撮る間もありません。
しかしゆっくり味わい派も、中にはいました。ちょっと、待った!そこで、ストップ!と、止めて、写真を一枚。

アキ先生、いつもありがとうございます!
で、ニコニコとチョコを食べ終わったら、一転、今度は各自、今日の課題を始めます。この時の、グッと引き締まった、真剣なまなざしへの切り替え。
この子たちも、ようやくこれができるようになったなあ、と昨夜は感慨がありました。
今週は今年度、最後の授業週です。開講して丸三年が過ぎました。開講以来、自分で読ませ、考えさせ、書かせるということを、地味に続けてきましたが、いまやいちいち質問してくる子はほとんどいません。新しい単元でもです。
算数に関しては、ほとんどの子がすでに一学年上の内容に入っています。各自のペースはさまざまですが、それぞれにとって、すべて新しい内容です。
未習分野に入ると、まずは一度先生が口伝えでおもしろおかしく教えるものだというイメージを持っている人も多いと思います。それがこれまでの、教え方、教わり方のイメージです。
(学校で行われる、模範授業はまさにこれ。しかしこれは先生が「主役」の発想で選ばれた「模範」です。)
しかしいまどきの教科書や問題集は実に親切に書き込みがしてあります。知るべき内容はすでにそこに十分に書いてあるわけです。これは、小学から高校まで共通です。
ということは、子どもたちはそれを読めばいいわけです。読んで、自分で進めていくことは、十分に可能なはずです。
ところが、いまの時代、これができない中学生高校生が、大半です。だから、塾にも通わなくてはいけない。費用もいちいちかかるわけです。
そこに書いてあることを、いちいちもう一度、先生に読んでもらわなくては頭に入らない。しかもそんな入れ方、理解の仕方ですから、1週間もすれば、すべて頭から抜けて行ってしまっている。
教えることで儲けたい側からいえば、こんなにうれしい話はありません。ひとつずつに関わって費用を徴収できるわけですから。
しかし親の側、そして何より本人にとって、それは大きな損ではないか?
あまりに、このような子が増えてしまったために、今やこれが「普通」になってしまっていますが、ずっと昔からそうだったわけではないのです。
私よりも先輩の講師業の人たちと、そのあたりもよく議論しますが、テキストの水準は明らかに下げなくてはならなくなった。書き込みができなくなった(詳細を書き込んでも学生が読めなくなった)と、よく耳にします。
では、なぜそこに書いてあるにもかかわらず、子どもたちは自分で読めないのでしょう?原因はいくつかありますが、最大のものは、結局、自分で読む癖がついていないからだと考えます。小さいころから、かわりに読んでもらい、更にかみくだいてもらい、間違いかけたら先回りして修正を入れられる・・・・
言ってみれば、自分で読むことや、考えることとはちょうど逆の特性を強化され続けている。しかもわざわざ幼児期から長期間をかけてです。
ちょっとつまると、まず自分で考える前にいちいち、ひとつずつ、しかも反射的にきいてくるようになってしまっている子はほんとうにたくさんいます。
たとえ、それが善意からではあっても、やり方を間違えるとむしろ逆の結果になってしまうのです。
そのような子が、中学や高校生になって、突然読み始め、考え始めることができるとは思えません。
そして、何かやろうと思うと、いちいち何とか教室に通い、あらかじめ机の上に教科書セットをそろえておいてもらわなくては、始められない大学生や、社会人に帰結していく。
いわゆる、「ゆとり教育」の問題点はしばしば議論されていますが、本質は学習時間の多寡ではなく、この点にあると考えます。
したがって、時間数を単純に増やすことでは解決はしないと予想します。よって、ふたたび何年後かには方針転換をすることになるでしょう。
しかし、それは今、目の前のこの子たちには間に合わない。
それが、この教室を始めたきっかけのひとつです。
では、具体的にどのように取り組めば、自分で読み、考える子たちに育てていきやすいのか。またおいおいここでも、この教室のやり方には触れていきます。
さて、バレンタインデーということでいえば、今日が本番。本日も、美味しいチョコに子どもたちは喜んでくれるでしょう。
その様子は、そのうち、(自分でもウイスキーに合うチョコを個人的に注文していた)M先生に報告をしてもらうことにしましょう。
オマケ
アキ先生の、本格チョコ

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