05
    1
    2
    3
    4
    5
    6
    7
    8
    9
    10
    11
    12
    13
    14
    15
    16
    17
    18
    19
    20
    21
    22
    23
    24
    25
    26
    27
    28
    29
    30
    31
       

    スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    場のありよう

    新聞報道で,学校教師の授業中の問題発言が取り上げられるようになったのはいつごろからでしょうか。おそらくいまのような文脈(形式)で,問題視されるようになったのは,それほど古くからのことではないと思います。

     片言隻句を取り上げて,そこだけを新聞報道すれば,「立派」な記事となり,読者もそれはひどいと憤慨をする。すなわち,それで「商売」が成り立ってしまうわけです。

     不思議なことに,この種の報道は,テレビではそれほど取り上げられません。新聞は真実を報道し,テレビではそれほどでもないということは,もちろんありえません。単にテレビ報道はもっと別の種類の映像的な要素が必要だからということだと思います。要するに,「商売」になりにくいのでしょう。
     
     「片言隻句」をまず取り上げて,前後の文脈抜きに報道し,それで喚起した世論を材料にして,逆に発言者を締め上げていくという,この構造的には簡単な手法は,政治家への報道でよく使われて,われわれにもなじみのものです。

     そのような政治家の発言を読んで,「だから日本の政治はダメなのだ」と人々は茶の間や職場で言い合うことによって,一種のカタルシスを得る。マスコミとしてはそれで「商売」になるわけです。この場合は映像もあることが多いので,テレビでもよくやります。
     この種の「商売道具」として使われるのに,政治家は適当な対象なのでしょう。
     (なおかつ,この構造を十分に認識していて,それを追い落としの手法として,効果的に用いている人々もいるのでしょう。)

     しかしこのような手法を教師や教育現場に安易に適用すべきでしょうか。

    これについて考えるとき,わたしには思い出される体験が2つあります。

    ある所で,現役中学高校生を教えていたときです。わたしはその集団の特徴を端的に示すのは,そこのリーダーに対して,社員や講師が裏でどのように言い合っているかということだと考えていますが,その場所ではリーダーの評判が良いとは言えなかった。

    わたしは,非常に優秀で人格的にも生徒たちから愛されている英語の先生と二人で組んで,主にまわしていました。そこは教室としては分館で離れてやっていたこともあり,業務発想の「管理」が行き届かず,事実上「治外法権」のような独自領域となっていました。それもあってか,生徒達は自分のホームのようにのびのびと明るく過ごしていました。

    あるとき,本館の教室の不足という事情で,こちらでも本館側と混成で出入りがあるようになりました。それはもちろん,構いません。しかしそれからしばらくして金銭の盗難が発生するのです。英語の先生の財布から現金が一度だけでなく,数度もなくなるということが起きるのです。授業中は不在になる講師室に置き去りにされたカバンの中の財布でした。

    もちろん,これを「問題視」して取り上げた場合,非はすべてこの先生にあります。鍵もついてない場所に財布を放置するのは,その人のセキュリティに対しての認識が甘いからに過ぎないし,同情の余地はない。新聞記事的にまとめれば,そのようになるでしょう。事実,表沙汰にはなりませんでした。

    ただそれまでの10年以上を同様な「セキュリティ意識」で過ごしてきて,その種の話は一度もなかったのです。逆にそれこそが貴重なことであったのだとそのときに実感しました。おそらく互いに対し,そのような抜き取りを起こすような発想そのものが起きない,思いも付かないという場だったのだと思い,印象に残ったのです。

    この話しには続きがあります。義務ではありますから,一応,このような話しも上には報告します。もちろん,恥ずかしながらという文脈だったと思います。その結果,どうなったかといえば,監視カメラが付いたのです。各教室と,廊下と。
    それから数年して,この場は閉鎖になります。

    つづきは,また明日以降に。

    数理言語教室 ば
    H.I.
    スポンサーサイト

    theme : 子育て・教育
    genre : 学校・教育

    Secret

    カテゴリ

    最新記事

    プロフィール

    数理言語教室 ば

    Author:数理言語教室 ば
     「小学から高校までの12年教育」
    【小1から始めて、集中力、継続力、自発性ある子に】

    ****************

    ■子どもたちは樹の香りのする寺子屋風の教室で、無垢の木の机を囲み、床に座ってのびのびと学習します。

    ■大学受験予備校講師や中学受験指導経験豊富なプロ講師が難関大学突破水準を目指し、12年間をかけて、子ども自身に読ませ、書かせ、考えさせることを徹底するという本来そうあるべき方法で丁寧に指導し結果的に高水準の学力をつけていくことを目指します。

    ■「自分からなかなか始められず、始めても続かない」「親や教師が常に横についていないと、まともに前も向いていられない」といういまどきの手のかかる子ではなく、長期間をかけ、集中力、継続力をつけ、自発的に学習できる子に育てていきます。

    ■設置講座:新小1、2、5、6、中1、3高2。小6年英語。

    ■ベテランプロ講師による医学部東大京大など難関大学、超難関中学受験個人指導、少数限定募集。

    ****************

     高の原駅近くに寺子屋形式の教室を開きます。
     子どもたちが杉の床に座り無垢の一枚板に向かって,たのしみながら,のびのびと学ぶ教室です。

     大学,中学受験のベテランプロ講師が,進学中学高校によらず,東大京大国立医学部など難関大学を目標に,小学1年生から高校3年までの12年間を一貫指導します。

     小手先の受験テクニックの暗記ではなく,長期的視点で「読む」「書く」「聞く」「考える」の基本から丁寧に習得することで,余裕をもって受験も突破するという本来そうあるべき形で学習を進めていきます。

    ※詳しくはお問い合わせください。


    ****************

    南野和俊〔代表「言語」担当〕
    :専門 受験国語

    難関中学,高校受験対策指導のベテラン。

    小学生の国語力を戦略的に着実につけていく指導で人気を博する。これまで関西の有名難関中学に数多くの教え子たちがいます。
    一方で大学受験生の指導も長く,多い。

    東京の超難関有名中高校を卒業後,大学では法学を専攻し,有名銀行での社会人の経験もあります。

    カメラから鉄道まで博覧強記。洋酒をこよなく愛し,パイプのコレクターでもあり,アメリカやイタリアのパイプ作家たちとも親交があります。

    石橋英樹 〔「数理」担当〕
    :専門 受験数学,物理学

    大学時代から20年以上を京都で過ごしてきました。

    大学での専攻は天文学。
    科学全般,思想,文学,文化人類学,社会学、映画論など,多くの分野に関心があります。

    超難関大学受験指導経験が20年以上あり、特に京大や国公立私立医学部には多数の生徒を送り込んできました。

    大人数相手の講義から個別指導まで各形式での指導経験豊富。
    大学受験生はもちろん,大学生,社会人,外国人留学生まで様々な指導経験があります。

    京大トップの学生から,全くの0の学力の学生まで,あらゆるレベルの生徒への指導経験多数。

    妻およびまだ幼い娘、息子、そして猫と暮らしています。

    月別アーカイブ

    リンク

    最新コメント

    日本文学100選

    Twitter on FC2

    RSSリンクの表示

    Twitter on FC2

    淡々と百人一首

      メールフォーム

      名前:
      メール:
      件名:
      本文:

      QRコード

      QR

      フリーエリア

      上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。