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    詩人 うたびと

     若き詩人の知己を得ました。早瀬さと子さん。現在24歳。
     

     15歳のときに処女作虹色の夢を発表。まだ中学生のときです。同じ年のうちに、2冊目の詩集kokoro 心 こころを出版。

     いわば、“早熟の天才少女”として華々しいデビューに見えますし、本人もそう舞い上がりかねない若さでのできごとですが、彼女の選択は異なりました。

     自分の詩を読む場面に居合わせたいという欲求から、その後は「出版」という形をとらず、個展で作品を発表するという道を選んだのです。


     その作品はいずれも繊細で、敏感で、静謐なことばが連ねられています。実際にお会いした彼女自身も実に作品通りの人物で、わたしにとって、印象深い時間となりました。


     そのことばたちをここで直接全文引用しての紹介をするのはやめておきましょう。処女作から、いくつかには触れるだけにとどめておくことにしましょう。



     たとえば、8歳のときの祖母との別れの記憶を‘書き留め’ならぬ‘詩い留め’た、「老いた手」。

     自分の教室の同じ年ころの子どもたちが、このような感受をしてしまうことを想像するとこれは切ない。「絵本の続き」も同じ筋の記憶でしょうか。


     
     「未来」や「過去」、そして「今」は頻出する言葉です。それはそのまま不安の表象でもあります。たとえば「ガラス」の一節



       追いかけて来る過去や
       遠いところにある未来に
       今を奪われそうだから



     実に印象にのこる深い言葉たちです。15でこのような言葉が出てくるということ。




     時そのものへの言及も多い。たとえば「時間の音」。この詩題だけでも、鮮やかな4字のつらなりです。



     もちろん、死、そして生は中心的な(あるいは唯一の(?))テーマです。どの言葉たちにも背景には常にこのテーマが潜んでいる。


     しかし、ある意味でここに先鋭的に詩われているこのような感情にならない青年がいたとしたら、その方がむしろ不思議なことではないでしょうか。


     「生きる」とはなんなのか。そして「死」とは。なぜ「死」にこのように魅かれてしまうのか。


     しかし必ずしも不思議とは見なされない世の中で、彼女は傷つき、それと刺し違えで、早すぎる成熟をしてきた。そして繊細な言葉を創んできた。



     ぜひ詩集や個展で、彼女の言葉に直接触れてみてください。





     ここでは純粋に作品だけに徹するべきかとも考えましたが、やはりこのことにも触れておきましょう。


     彼女は18の時に、難病を発症します。線維筋痛症。

     全身に激しい痛みが生じる病気で、現段階で原因不明。治療も未確立。悪化すると全身の疼痛が間断なく続き、わずかな刺激でも激痛が走るようになる。日常生活にも著しい支障が出ることもあり、彼女自身モルヒネなどの投与などでようやく痛みをおさえるということになっている。


     その壮絶な闘病記はこちら。線維筋痛症

     そして、ブログはこちら。早瀬さと子のブログ。


     ここに外部の者が加える言葉はありません。




     この繊細な魂ともいつか交錯ができれば良いのですが。



      ばへのリンク→数理言語教室 ば
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    数理言語教室 ば

    Author:数理言語教室 ば
     「小学から高校までの12年教育」
    【小1から始めて、集中力、継続力、自発性ある子に】

    ****************

    ■子どもたちは樹の香りのする寺子屋風の教室で、無垢の木の机を囲み、床に座ってのびのびと学習します。

    ■大学受験予備校講師や中学受験指導経験豊富なプロ講師が難関大学突破水準を目指し、12年間をかけて、子ども自身に読ませ、書かせ、考えさせることを徹底するという本来そうあるべき方法で丁寧に指導し結果的に高水準の学力をつけていくことを目指します。

    ■「自分からなかなか始められず、始めても続かない」「親や教師が常に横についていないと、まともに前も向いていられない」といういまどきの手のかかる子ではなく、長期間をかけ、集中力、継続力をつけ、自発的に学習できる子に育てていきます。

    ■設置講座:新小1、2、5、6、中1、3高2。小6年英語。

    ■ベテランプロ講師による医学部東大京大など難関大学、超難関中学受験個人指導、少数限定募集。

    ****************

     高の原駅近くに寺子屋形式の教室を開きます。
     子どもたちが杉の床に座り無垢の一枚板に向かって,たのしみながら,のびのびと学ぶ教室です。

     大学,中学受験のベテランプロ講師が,進学中学高校によらず,東大京大国立医学部など難関大学を目標に,小学1年生から高校3年までの12年間を一貫指導します。

     小手先の受験テクニックの暗記ではなく,長期的視点で「読む」「書く」「聞く」「考える」の基本から丁寧に習得することで,余裕をもって受験も突破するという本来そうあるべき形で学習を進めていきます。

    ※詳しくはお問い合わせください。


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    石橋英樹 〔「数理」担当〕
    :専門 受験数学,物理学

    大学時代から20年以上を京都で過ごしてきました。

    大学での専攻は天文学。
    科学全般,思想,文学,文化人類学,社会学、映画論など,多くの分野に関心があります。

    超難関大学受験指導経験が20年以上あり、特に京大や国公立私立医学部には多数の生徒を送り込んできました。

    大人数相手の講義から個別指導まで各形式での指導経験豊富。
    大学受験生はもちろん,大学生,社会人,外国人留学生まで様々な指導経験があります。

    京大トップの学生から,全くの0の学力の学生まで,あらゆるレベルの生徒への指導経験多数。

    妻および小学制の娘、息子と暮らしています。

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